家族や友人と、あるいはソロで、キャンプを始めてみようと思ったとき、何を準備しておけばいいのか悩みますよね。どんな道具が必要なのか、逆にどんな道具は用意しなくてもいいのか。今回は、初心者がキャンプを始めるにあたって、まず揃えたい”最低限の”キャンプ道具と、より楽しみたい人向けの+αの道具をご紹介します。
- これからキャンプを始めたい
- どんな道具を準備したらいいかわからない
- 最低限必要な道具を揃えるのに必要な費用が知りたい
日帰りキャンプに必要な道具 4選
日帰りキャンプでは、設営に準備がかかってしまうとキャンプ自体を楽しむ時間があっという間に無くなってしまいます。そのため、できるだけ手軽に設営ができることと、キャンプの目的をしっかりと決めて必要なものだけ用意することが大事になります。
- タープ
- チェア
- バーナー
- 調理器具・カトラリー
タープ
タープとは、屋外で日差しや雨を防ぐために設置する大きな布のことです。ポールやロープを使ってこの布を張ることで、屋根として使うことができます。
テントと比べて簡単に設営できるものが多く、時間の限られる日帰りキャンプでは十分に役立つと思います。
タープは設営方法や形状によっていくつか種類があります。
その中で、初心者におすすめのタープをご紹介します。
ヘキサタープ

六角形の布を2本のポールとロープを使って張り、ペグで地面に固定する、非自立式のタープです。ロープの張り方によって日陰の面積を変えられる自由度もあります。
長方形の布を張るレクタタープに比べて面積は小さくなりますが、慣れれば一人で設営・撤収できるので、初心者にはオススメです!
ウイングタープ

五角形で小型の布を2本のポールとロープで張る、非自立式タープです。
ヘキサタープと似ていますが、より面積が小さくなる分、収納や持ち運び、設営が簡単です。
ソロキャンプや、ツーリングを楽しみたい初心者にはピッタリです!
ワンタッチタープ

4本のポールで自立する、自立式タープです。
ヘキサタープとウイングタープは、コンクリートやアスファルトの地面に設置できませんが、ワンタッチタープはどんな地面でも使えて、しかも設営がとても簡単です。
固定しないため横からの風に弱い、収納性が悪く重量もある、というデメリットはありますが、とにかく設営を簡単にしたい人にオススメします。
チェア
日帰りとはいえ、一日中立っている訳にもいきませんよね。地面や岩場に直接座るのもいいですが、簡単なチェアがあればかなり便利です。
深くゆったり座れるものや、複数人で座れる大型のものなどもありますが、まずは収納性と持ち運びやすさ、を重視すると良いと思います。
ハイスタイルチェア

ハイスタイルチェアは座面高が40cm以上あるため、立ち座りが楽で膝や腰への負担も少ないです。
持ち運びと収納が容易な折り畳み式のチェアを選べば、どんなシーンでも柔軟に使用できます。
スツール

折り畳めるスツールは軽量で簡単に持ち運べ、収納性もバツグンです。荷物を少なく軽くしたい人には持ってこいのアイテムです。
バーナー

簡単な調理をしたり、お湯を沸かしたくなる場面は必ずあると思います。そんなとき、バーナーがあると便利です。
キャンプ初心者、ソロキャンパーには、取り扱いが簡単なシングルバーナーをオススメします。
特にバーナー本体とガス缶が直結している一体型は、軽量で収納性が高いです。スキレットなどの鉄製品で調理を楽しみたい人は、バーナー本体とガス缶をホースで繋ぐ分離型の方が安全です。
調理器具・カトラリー

調理をしない場合も、お湯を沸かしたり軽く炒めたり、最低限あるとなにかと都合がいいです。
ガッツリ料理を楽しみたい人は、調理アイテムを増やして充実させるのも楽しいと思いますよ!
テント泊キャンプに必要な道具 4選
テント泊キャンプの場合は、日帰りキャンプと比べて時間に余裕があるのでより充実したキャンプを楽しむことができます。屋外で夜を過ごすことになるので、宿泊環境には気を使ってアイテムを揃える必要があります。
- テント
- シュラフ(寝袋)
- スリーピングマット
- ランタン
テント
テント泊をするならもちろんテントは必須ですね。
初心者のテント選びのポイントは、利用人数より少し余裕を持たせることと、短時間で簡単に設営できることです。
テントがあればタープは無くても問題ないと思います。

初心者におすすめなのはドームテントです。ドームテントは2本の交差するポールで支える構造の、最もポピュラーなテントです。設営も比較的簡単で、幅広い価格帯でバリエーションも豊富なので、お気に入りのアイテムを見つけることができると思います。
シュラフ(寝袋)

シュラフとは寝袋のことで、アウトドアシーンで使用される袋状の寝具です。主に防寒目的のイメージが強いため、夏場は不要と思われるかもしれません。しかし、標高800mを超えるような高地や川辺のキャンプサイトでは、夜更けから朝にかけて想像よりも冷え込む事があるため、寝袋は必須と捉えておくとよいでしょう。
スリーピングマット

スリーピングマットは、テントの床に敷くことで地面の凹凸感を抑え、地面からの冷えが直接伝わらないようにすることで、快適な睡眠をサポートしてくれるアイテムです。
寝ている間に腰が痛くなってしまったなんてことが起こらないように、テント泊をするなら用意しておくのが無難です。
ランタン

テント泊になると、日が沈んだ後も行動することになります。そんな時、ランタンがあれば周囲や手元を照らしてくれます。1,2個は用意しておくのをおすすめします。
+α キャンプをもっと楽しむなら
焚き火台

キャンプといえば焚き火のイメージが強い人も多いと思います。
焚き火は眺めて楽しむだけでなく、照明の代わりに使えたり、焚き火を使って調理をしたり、虫よけになったりと、いろいろな使い方ができます。
持ち運びが便利なコンパクトタイプや、組み立てて使うタイプ、バーベキューにも使える大判タイプなど、楽しみ方のイメージに合った商品を選んでみてください!
グランドシート&インナーシート

グランドシートはテントと地面の間に敷くシート、インナーシートはテントの中の床に敷くシートです。地面の凹凸感を減らしてくれるだけでなく、地面からの冷えを遮断してくれるため、テント内の快適性が向上します。
コット

コットはフレームと布でできた簡易ベッドのことを指します。コットの上で寝ることで、地面からの冷えが伝わるのを防いでくれます。また、ベッドとしてだけでなく、ベンチやテーブルとして使用することもできる優れモノなので、用意しておくとキャンプのクオリティが一段上がります。
アウトドアワゴン

駐車場からキャンプサイトまで距離があるような場合、アウトドアワゴンがあると荷物を運ぶのに重宝します。
特に道具がだんだん増えてきたり、人数が多くて荷物が大きくなったり、必要性を感じてきたら用意してもいいと思います。
クーラーボックス

BBQ用の食材や飲み物を冷たく保っておくのはもちろん、頑丈な造りのクーラーボックスは、ちょっとしたテーブルとして使うこともできます。利用用途が案外広いので、用意してもよいアイテムだと思います。
道具を購入しないなら・・・
ここまで最低限必要なキャンプ道具をご紹介してきましたが、いきなり購入するのは怖い、実際に使用感を試してみてから選びたい、購入したものを保管しておく場所がない、という人はキャンプ道具のレンタルサービスを利用してみるのもいいと思います。
利用人数に合わせたセットが用意されいたり、キャンプ場まで道具を配送してくれて手ぶらで行けるプランなど、初心者には安心のサービスが充実しています。
頻繁にキャンプに行く人は購入してしまう方がお得ですが、初心者や年に1~2回しか行かない人は、レンタルサービスを利用する方がコスパよくキャンプを楽しめるでしょう。
- hinataレンタル(https://rental.hinata.me/)
- OUTDOOR LIFE(https://outdoorlife.camp/)
- そらのした(https://www.soranoshita.net/)
まとめ
今回は、初心者が最低限揃えたいキャンプ道具をご紹介しました。
荷物は少なく手軽なキャンプから初めて、少しずつお気に入りのアイテムを揃えていく過程も楽しいですよ!
ぜひこの記事を参考に、あなただけのキャンプライフを楽しんでください!


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